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7月6日(日) 七日目 その1 白滝高原キャンプ場 ~鳥の鳴き声だけが~
(白滝高原キャンプ場 二日目)
4:30
遠足の日の小学生の気分で、なかなか眠ることができずに、朝早くから起きだした
上空は青空だけれど、高原には薄い霧が
静かです
5時を過ぎると、霧が晴れてきて
フル装備の時の、キッチンのレイアウト写真を撮ってみたりして
僕らがいいと思う形に、ほぼ近くなってきたかな
朝ご飯は
トマトリゾット、 ホットサンド、 サラダ、目玉焼き、牛乳
青空です
本当に、気持ちのいい朝です
爽やか
緑がいっぱい
花もいっぱい
朝の散歩
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空の青、雲の白、木々の緑、花々の黄や赤、・・・・・・全ての色が輝きはじめる高原の朝、
鳥の鳴き声だけが聴こえていました
これから、
今回の北海道長期遠征オートキャンプの旅で、一番楽しみにしていたことが ・・・・・
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7月5日(土) 六日目 その3 十勝三股から白滝高原へ ~上川町で洗濯・食糧調達~
(白滝高原キャンプ場 一日目)
三股山荘で、ブランチをいただいたあと、まずは上川ファミリーオートキャンプ村をめざして出発
あれ? 今日のキャンプは、白滝高原キャンプ場では?
実は、上川ファミリーオートキャンプ村には、コインランドリーがあるので
そこでデイキャンプ料金を払って、洗濯そして、ゴミの廃棄をするのです
(ネット情報では、上川町のコインランドリーを見つけることが出来なかった)
(然別湖北岸野営場は、ゴミが持ち帰りなので、ゴミを処分できるキャンプ場を事前に調べていた)
10時前に 十勝三股を出発
11時過ぎ 三国峠
三国峠は、標高1,139mで北海道の国道の中で一番標高の高い峠
十勝三股盆地とそれを取り囲む山々が・・・・・雄大な風景です
十勝三股盆地は、太古には支笏湖のようなカルデラ湖だった所 |
峠の休憩所で、ソフトクリーム食べます ¥300
6年前に来た時も、当然食べました
休憩所の中で、ナキウサギの事が書いてある雑誌を発見
初めて知りましたfaura(ファウラ)という雑誌、
北海道の自然を考える写真雑誌で2003年9月創刊以来、年4回発行されている
(帰ってからバックナンバーを購入しましたよ)
三国峠を後にして、上川町まで、一気に走ります
大雪湖の付近からは、まだ雪が残った大雪山が見えます
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12:40 上川町の街の中にある上川ファミリーオートキャンプ村に到着
↓画像クリックで大きな画像を表示
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入村料大人一人¥350を支払って、2つあるコインランドーリーで洗濯開始
土曜日だけれど、キャンパーは誰もいませんね
洗濯している時間を使って、食糧調達です
Aコープ 上川店
美味しいパンで有名な、ぐるめ工房 か夢かむ
上川町は、ジャンプの高梨沙羅さんの故郷でした
買い物から帰ってきて、今度は、乾燥機
乾燥機回している間、プラド君を木陰に持って行って、クーラーかけてお昼寝タイム
この時もキャンパーはいませんでした
14:00 上川町を出発
無料の旭川紋別自動車道を走り、奥白滝ICで降ります
15時頃 奥白滝IC
ICにある道の駅しらたき で休憩して、
15:30 白滝高原キャンプ場 に到着
電源付の区画サイトを予約していましたが、近くにある電源なしだけど、広くて芝がキレイなサイトに変更
その日、区画サイトのキャンパーは僕らの他1組だけだったので、自由にサイトを選択できました
そして、各種充電が必要だったので、電源付サイトの料金を支払い、コンセントだけを使用させてもらいました
ちなみに、料金は、入場料大人ひとり¥150、電源サイト¥2000、1泊合計¥2300 どうですかこの値段、びっくりでしょ
今夜の夕食は、
野菜のトマトソース焼き、ご飯、味噌汁、かまぼこ、みりん干し、漬物
もちろん、サッポロクラシックも・・・・
残念ながら空には雲が多く、星空は見えませんでした
さあ、いよいよ明日、素晴らしい出逢いが実現します
うきうきしながら、シュラフにもぐりこみました
天候晴れ時々曇り 最高気温19.4℃ 最低気温10.2℃ 平均風速3.4m
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7月5日(土) 六日目 その2 十勝三股 三股山荘 ~かつてここには駅と町があった~
タウシュベツ川橋梁を見た後、国道273号線を約13kmほど北上すると、そこが十勝三股
北海道に行く前から、色々調べていて、どうしても行ってみたいところだったのです
かつてここには駅と町があった
戦後の木材需要で林業、鉄道、関連サービス業などが盛んになり、
一時は国鉄士幌線の終着駅・十勝三股駅(海抜約660m)を中心に400世帯1500人の大型集落がここにあった
しかしその林業は衰退し、国道273号線の開通で、
昭和53年のクリスマスイブに鉄道から日本初のバス代行(糠平‐十勝三股間)がはじまり、その後
昭和62年3月22日に士幌線は廃線になった
今は二世帯が残るのみで、林業で栄えたかつての町は深い森の中に飲み込まれている
ルピナスの花が、「そんな昔話は、もう忘れましたよ」と静かに咲いていた
十勝三股の昔の地図
十勝三股駅の昔の写真 標高662mで道内で最も高い所にある駅だった
十勝三股駅のひとつ手前の駅、幌加駅跡
国鉄士幌線
国鉄士幌線は,北海道の十勝平野をその中心都市帯広から北に貫く全長78.3kmの鉄道である |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
十勝三股の国道沿いにある、素敵なログハウスのカフェ&レストランです
ここに着いたのは、9:50
ブランチをいただくことにしました
豆とひき肉のミートソーススパゲッティ
牧場のビーフライス
デザートには、手作りの「レモンとはちみつのパウンドケーキ」を
とても、美味しかったです ご馳走さまでした
お店の中には、士幌線廃線以前の、昔の写真や資料が沢山ありました まるで資料館のよう
前掲の「十勝三股の昔の地図」や「十勝三股駅の昔の写真」は、お店に中にあったものです
ここは、十勝三股にお住いになっているご家族が経営しているお店
ご主人は、糠平‐十勝三股間の代行バスの運転手をされていた方らしい
ご主人とは、お話が出来なかったけれど、奥さんや娘さんとお話しすることが出来ました
奥さんは気さくな方で
「これから白滝高原キャンプ場に行く」と言うと、「あそこは良いキャンプですよ」って
離れた土地のことも詳しかった
お店の中に、飾ってある写真についても、丁寧に説明していただき、ありがとうございました
娘さんには、
「(コインランドリーの情報が知りたくて)上川町の方に出かけることありますか」と聞いてみたけれど
「ここは十勝なので、買い物に出かけるのも、やはり帯広なんです。だから、上川のことはあまり知らない」とのことでした
娘さんが書いた「Q.三股山荘ってことは宿泊もできるの?」 興味深く、読ませていただきましたよ
ぬかびら源泉郷の中村屋さんと一緒に始めた「山奥食堂」の取組
「この土地を1つの食堂だと思って訪ねてもらえたら なんかいいよね」という、思いつきで始まったというこの企画
応援したくなります
そして、ここでも・・・
ライカさんから教えてもらい、然別湖北岸野営場で偶然知り合ったTさんご夫婦に紹介した、あの中村屋さんが
この三股山荘さんとつながりがあるなんて・・・
不思議ですね でも嬉しい縁です
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標高約660mの十勝三股盆地、かつて栄えた町と鉄道は、
森の中で永遠に目覚めることなく眠っている
そんな中に静かに佇んでいる「三股山荘」
そこは、旅人のオアシスなのかもしれません
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7月5日(土) 六日目 その1 然別湖から、糠平へ ~然別湖、最後のプレゼント~~
(国設然別湖北岸野営場 四日目 撤収日)
然別湖、最後の日
今日は土曜日で、朝早くから沢山のキャンパーが来るだろうから
そして、今日は白滝高原まで走る途中に、洗濯や買い物で結構時間がかかるだろうから
・・・・という二つの理由で、早めの撤収をめざします
4時、起床
然別湖はまだ霧の中、でも今日は晴れてくる予報
4:15 少しずつ撤収開始しますよ
5:15 気持ちのよい朝の光が
6:40 撤収完了 忘れ物はないかな? ゴミは落ちていないかな?
7:05プラド君への積載も完了
場内の写真撮影をして、
バイオトイレというものは初めてだったので、実際に使ってみたりして
然別湖にお別れの挨拶をしようと、最後に岸辺に・・・・
「素晴らしい感動をありがとう、また来るよ」
名残惜しいけれど、出発しなければならない・・・と思っていると
湖の上空に、なにやら大きな鳥が
ゆっくり羽根を広げて、旋回していると思ったら、木の上に止まった
オジロワシ だ!!
昨日の朝、ボレアルフォレストの阿久澤さんから、「湖岸から見て左手のあのあたり(ちょうど、オジロワシがとまったところ)を
根城にしている」と聞いたとおりだった
・全長80cm(雄)、94cm(雌) |
急いで、望遠ズームを持ってきて、撮影 (これが300mmの望遠の限界)
木のてっぺんに止まって、獲物を狙っているのだろうか
双眼鏡で見ると、頭から背にかけて、白くなっていることがわかる
写真をトリミングして拡大してみると ↓画像クリックで大きな画像を表示
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然別湖最後の時に、オジロワシに出会うことが出来た、本当に不思議だった
これも湖の妖精からの最後のプレゼントだったのだろうか
オジロワシが、「来てくれてありがとう、これからも気を付けて旅を続けて・・・・」
と、言っているようだった
ありがとう 然別湖
さようなら 然別湖 きっとまた来るから
今日は、糠平湖~十勝三股~三国峠~層雲峡~上川町~を経由して、白滝高原キャンプ場(紋別郡遠軽町)をめざします
距離約130km
8:07、然別湖北岸野営場を出発
出発時点で、キャンパーの姿はなし、まだ時間が早いからかな
地元の方がどなたか一組でも来ていれば、色々聞いてみたかったなあ
夏の週末にどれくらいに人が訪れるのか?興味津々
然別湖とぬかびら源泉郷を結ぶ、道道85号線・通称『パールスカイライン』(冬期通行止め)を走る
「いつまでもあると思うな山田温泉」 「今年は56日も入れる山田温泉」
この時期は週末しか営業していない 温泉に入ることが出来なくて残念
昔、然別湖北岸にあったユースホステルは、ここ山田温泉が経営していた
ユースには電気もガスもなかったので、食事はここから運んでいたらしい
峠の手前では、道路で親子のエゾシカに出会った
鹿の飛び出し事故が多発しているようなので、これからも気を付けて運転しないとね
幌鹿峠 標高1080m
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8:30 糠平温泉(「ぬかびら源泉郷」と呼んでいるらしい) 到着
最初に、中村屋さんを探すと、すぐに見つけましたよ
中村屋さんを というよりも、玄関前に駐車していた白いベンツを
然別湖で知り合ったTさんご夫婦は、僕らが紹介したライカさん絶賛のお宿中村屋さんに宿泊されたんだ
なぜか、嬉しかった
ひがし大雪自然館
朝の早い時間だから、まだ開館していないのではと思ったけれど、開館してました
通常の開館時刻は9時だけれど、7月~8月は6時に開館するらしい、凄いですね
↓画像クリックで大きな画像を表示
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綺麗な建物で、展示内容も素晴らしい
オジロワシも、ナキウサギもいましたよ
ヒグマもね・・・・・
そうそう、然別湖北岸野営場では、夜にシマフクロウの鳴き声を聴くことができるかもと
期待していたけれど、残念ながら聴けなかった(熟睡していたせいなのかも?)
この自然館の展示で、鳴き声を聴くことができましたよ
シマフクロウ
・アイヌ語では、コタン・クル・カムイ (集落を護るカムイ) と呼ばれる |
国設ぬかびら野営場 を見学、2~3組のキャンパーがいらっしゃいました
土を盛り上げたテント床が点在
温泉街に近いから、便利なんだろうけれど 僕らはちょっと・・・かな
9:15
タウシュベツ川橋梁が見える展望台へ 駐車場から200mほど歩きます
ここではクマに注意
森の中に続く廃線跡
ミズナラの大木
タウシュベツ川橋梁を望む展望台に到着
展望台から、橋梁までの距離は約750m
旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群の中でも、特に代表的なコンクリートアーチ橋 |
ひがし大雪アーチ橋ガイド ↓画像クリックで大きな画像を表示
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タウシュベツ川橋梁を後にして、旧国鉄士幌線の終点駅 十勝三股にある三股山荘をめざします
国設然別湖北岸野営場 キャンプ場情報だよ
ロケーション
標高810m
然別湖の北岸に位置する
大雪山国立公園内にあり、第一種特別地域に隣接している
まさに「大自然の中」にある野営場
管理棟?
管理棟と呼ぶのかどうかは不明の建物
管理は鹿追町商工観光課、運営を委託されているのが然別湖ネイチャーセンター
受付時間は16:00~18:00 この時間帯に然別湖ネイチャーセンターのスタッフが来るので
料金を支払って、番号が記入された旗を受け取ることになっている
IN・OUTの時間は自由
この建物には、以前、然別湖ネイチャーセンターの人たちが居住していたらしい
現在は無人
ヤンベツ川のリバーウォッチングのための貸出道具等が収納されていた
建物横に積んである薪、販売されているものではないです
子供たちの団体が来た時の、キャンプファイヤー用かな?? 詳細は不明ですね
炊事場
場内に2ヶ所
注意事項として、このように張り紙されています
「沢水を直接つかっています。生水での飲用はできません。
飲用する際には、必ず、5分以上、沸かして消毒してください」
ペットボトルの水を持参することをおすすめします
炊事場の照明は20:00まで、それ以降に使う場合は、ライトが必要
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トイレ
場内に2ヶ所
ひとつは、簡易水洗トイレ(和式)、建物は木の香りがして綺麗
トイレの照明は20:00まで、それ以降の使用時には、ライトが必要
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もうひとつは、バイオトイレ(洋式)
バイオトイレを使用するときは、注意事項をよく読む必要があります
バイオトイレの使用可能時間は、7:00-20:00
付近の温泉
野営場内にシャワー・浴場はない
付近の温泉は、
山田温泉-営業は6月下旬~9月末の土日祝のみ(7月中旬~8月中旬は毎日営業)
10:00~18:00(最終入場17:30)¥550 野営場から1km
然別湖温泉ホテル風水-12:00-17:00 ¥1,000 野営場から5km
ホテル福原-15:00~19:00 ¥1,000 野営場から5km
ゴミ
全て持ち帰り
サイト
全体がフリーサイト、車乗り入れ禁止、運搬用のリヤカーが3台ありました
写真・動画の大まかな撮影位置を、水色のマークで表示
入口方向から
撮影位置Aから
撮影位置Bから
上の写真の反対側から
岸辺に降りる道 この先はテント設営禁止
岸辺
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撮影位置Dから
その他
・開設期間は、7月1日~9月30日
・薪の販売なし(売店などなく、何も販売していない)
・カラスに注意
ビニール袋をテントサイトに放置すると、中身がなんであれ、破かれました
・混雑時は、駐車場が一杯になって、道路にまで車が溢れることもあるようです
利用する方へ ↓画像クリックで大きな画像を表示
然別湖パンフ等 ↓画像クリックで大きな画像を表示
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北海道長期遠征シリーズの途中ですが、
お江戸の夏の風物詩 隅田川花火大会を
去年は、開始後すぐにすごい雷雨のため中止となったので、そのぶんみんな楽しみに待ってますよ
19時、第37回隅田川花火大会のはじまり~はじまり~ (出来れば、部屋を暗くしてご覧ください)
スカイツリーも、今夜は脇役
隅田川の花火が終われば
東京の夏は終わり・・・・
熊さん
そいつぁは、
ちょっと気が早え~ぜ
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7月4日(金) 五日目 その2 霧の日~出逢いが生んだ奇跡~
(国設然別湖北岸野営場 三日目)
10時前、空は変わらず、曇りのまま 気温12℃・湿度89% 寒いです
さて、今日はこれからどうしようか、
午後になったら、駒止湖に行こう と話しをしながら、サイトでのんびりしていると
年配のご夫婦がふらっとサイトに近づいてきました
(この野営場は、誰でも入場が可能で、湖を見ようと観光客の方が入ってきたりします)
聞けば、宿泊先などもあまり決めずに、車で旅をしている様子
よければ、焚火にあたりませんか とお誘いして
お茶を飲みながら、よもやま話を・・・
寒いので、焚火は欠かせません
薪は、倒木を切って自分で作ります
千葉県のTさんご夫妻は、僕らと同じ日に大洗経由、夕方便のフェリーで北海道に到着
山登りもされるようで、数日後の大雪山系黒岳登山の予定以外は、ほとんど行き当たりばったり
帰りも奥様が先に飛行機で戻り、しばらくはご主人のソロ旅が続くとのこと
お仕事は息子さんに譲られたようで、悠々自適という雰囲気のご夫婦です
今夜の宿も決まっていないと聞き、ライカさん絶賛の糠平温泉の中村屋はどうですかとおススメ
湖の岸辺の方で、Tさんの携帯(softbank)で旅館に電話したけれど、電波が通じない
僕らのスマフォ(docomo)は、なんとか通じた
空室はあるようなので、一安心 、あとはお二人にお任せしました
かなり冷えてきたので、温かいカップスープを飲みながら
山のこと、キャンプのことなど、あれこれと長い時間を共有しました
殊のほか、焚火を気に入ってくれたようです
旅のお供は、白いベンツ(Eクラスステーションワゴンかな?・・・凄い)
何でも、息子さんのアドバイスで、新しい純正タイヤに交換してきたとのこと
これくらい準備してくれば、安心して旅行できますね
カッコイイ車に乗り込み、出発されました
これからも、いい旅が続きますように、お祈りします
こんな思いがけない出会いがあるから、キャンプって楽しいんですよね
写真を撮り忘れるほど、充実した時間でした 記念撮影すればよかった・・・ 反省
では、そろそろ僕らも動きますか・・・
駒止湖のガレ場に行ってから、帰りにホテル風水で日帰り入浴 という予定に
15時頃、相変わらずの曇り空、霧も出ています
駒止湖への入り口は、道道85号線(鹿追糠平線)からわき道に入ったところ
その砂利道に車を数台停めることができる スペースがある
プラド君を停めたら、カメラを持った人が(仮称 Sさんとします)
このあたりでナキウサギに会えると聞いたので・・・と話をしたら、「ちょうどいい時間ですね 一緒に行きましょう」ですって
そこから山に入る細い道を登ること10分くらい
ナキウサギの棲家のガレ場に到着です
↑ Sさんです
Sさんは、趣味で野生動物の写真を撮るために、札幌から車を走らせてきたそう
およそ3時間、「北海道では3時間は近いところ」らしい、びっくり
「さすがに、札幌から知床は遠いけどね」って、・・・・・そりゃそうでしょう
ナキウサギだけではなく、フクロウ等も撮影されているようで、「札幌市内ででも、フクロウの写真が撮れますよ」
ここには度々来ているとのこと
「この天候で、この時間なら、必ず会えますよ」という力強い言葉に、降り始めた霧雨も気になりません
カメラと双眼鏡を片手に、ガレ場を見ながらSさんの話を聞きます
カメラの話になって、Sさんがレンズを見て「それくらいが正解ですね」
「三脚で大砲みたいなレンズで、ナキウサギを待っている人がいますが、近くに出てきたときには撮影できないです
普通の望遠ズームレンズで手持ちが一番いいです シャッターチャンスを逃しませんからね」
ちなみに、この時の僕らの撮影機材は、Nicon D7100、AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR
前日の東雲湖では静かに 静かに と気を付けていましたが、何と、声を出してもかまわないとのこと
ガレ場の奥に潜んでいるナキウサギは、人間の声を聞くと、警戒して姿を見せてくれる
オスとメスは鳴き方が違っていて、メスは短く一度だけキチッと鳴き、オスは続けて何度も鳴く
夕方は食事の時間、ナキウサギの子どもが出てきて草を食べると、オスは子供を守るために
キチッ キチッと何度も鳴き声を出しながら別の場所に姿を見せて、自分に注意を引き付けるそうです
しばらく待っていると、Sさんの声
「あそこに子供が・・・」
指さす方向に、夢中でカメラを向けて焦点距離120mmでシャッターを
少し距離があったので、肉眼でははっきりとは見ることが出来なかった
後で画像を確認すると・・・・・写ってましたよ
何処にいるかわかりますか?
・
・
・
・
・
正解はこれ 小さく写ってました
写真を拡大してみると
この時は、まだじっくりと対面出来てません
Sさんの話によると
暑い日は、外に出てこない(昨日のような晴天の昼間は、やはりダメだったんだ)
今日のように少し寒いぐらいの日の朝や夕方が、一番いいらしい
「さっき子供が出てきたから、もうすぐすると大人のオスが出てきます」
「オスの鳴き声がしたら、必ず姿を見ることができる」と説明してくださいました
「慌てなくても、僕がカメラを向けたら、それから近づいて来れば大丈夫」とも
それから待つこと1時間、いよいよその瞬間が来ました
ガレ場左手の方から、鳴き声が
キチッ キチッ と数えたら10回 オスの鳴き声です
Sさんがカメラを向けている方向に静かに近づくと いました いました
小さなナキウサギが草を食べています
かなり近くに人間がいるのに(距離3~4m)、すぐに逃げるようなことはなく、
ナッキーと同じポーズをしっかりと見せてくれました
(耳のオレンジの部分には、ダニが付着しているそうです)
焦点距離 135mm
焦点距離 180mm
焦点距離 300mm 位置を確認してから、めいっぱいの望遠で
画像をトリミングしてみると (↓画像クリックで大きな画像を表示)
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感動です
ようやく会えました
Sさんの話では、車を停めたあたりのガレ場でも、姿を見せてくれるとのこと
まだまだ写真を撮り続けるというSさんにお礼を言って、プラド君のところまで戻ります
ちょうど砂利道に降りた時、あの声が
キチッ キチッ と何度も鳴く声 間違いなくオスがいる
どこだろうと目を皿のようにして見回すと、いました いました
ガレ場の上の方、
おしりをこちらに向けて
違う岩を、かけ昇って
威嚇の? ポーズ
感動、再びです
なんとビデオにもおさめることができました
またしてもナッキーと同じポーズを
Sさんの車に、お礼のメッセージを張り紙して、駒止湖を後にしました
ナキウサギを見ることが出来て、本当に感動でいっぱいでした
でも、偶然に見ることができた訳ではありません
朝、ボレアルフォレストのガイド阿久澤さんが、駒止湖のガレ場がいいでしょうと
道順まで詳しく教えてくれました
昼間、Tさんご夫婦に出会って、楽しい時間を過ごして、そのおかげで
ちょうどいい時間に駒止湖に行くことができました
そして、駒止湖で車を降りた瞬間に、Sさんと出会った
阿久澤さんや、Tさんご夫婦は、僕らがSさんに会えるように段どりしてくれた?
Sさんに会うことが出来なかったら、僕らだけでは、ナキウサギを見ることは出来なかったはず
みなさん、本当にありがとうございました
ひょっとして、Sさん、あなたは人間に姿を変えた“湖の妖精”だったのですか・・・・
一日目の星空、そしてナキウサギとの対面、二つもプレゼントをもらいました
出会えたナキウサギは、ナッキーの仲間で、ご両親ではなかったですが
「お父さんお母さんは元気だよ」というメッセージがあったようです
今夜は、ナッキーも安心してゆっくりと眠れそう
17時前、ホテル風水の日帰り入浴の終了時間直前
フロントにお願いすると、快く、入浴させてくれた
「昨日も来たんですよ」と話すと、記念にとタオルまでくれました
ありがとうございます
温泉の湯が、冷えた体を温かく包んでくれました
ホテル風水を出たのが、18時頃
野営場の受付時間は終了しているので、料金が払えない
ということで、すぐ近くの然別湖ネイチャーセンター(野営場の運営を委託されている)の
事務所がまだ開いていたので、事情を説明して、そこで料金を支払いました
スタッフの方と少し話が出来て、ナキウサギを見たという自慢話もしてきましたよ
19:12、気温9℃ 寒いです
夕食は、カレーライス、北海道のアスパラガスをメインにしたサラダ、カップ味噌汁で、簡単に
キャンプ場にはまたしても、僕らだけ また貸切
然別湖での最後の夜、これまでの色々な感動を思い起こしながら、シュラフにもぐり込みました
明日は、ここを撤収して、白滝高原キャンプ場へ向かいます
天候曇り 最高気温11.1℃ 最低気温7.4℃ 平均風速2.5m
*鹿追町の気象データ *気温は鹿追200m然別湖810mの標高差を勘案して然別湖の気温として表示 五日目その1に戻る 六日目その1へ続く
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7月4日(金) 五日目 その1 霧の然別湖 ~早朝カヌーツアー~
(国設然別湖北岸野営場 三日目)
今日は楽しみにしていたカヌーに乗ります
6年前は、ホテル風水に宿泊していたので、ホテル風水の前の岸から出発する
然別湖ネイチャーセンターの早朝カヌーツアーにお世話になった
今回は、この北岸野営場の岸から出発する、ボレアルフォレストの早朝カヌーツアーを選んだ
前日、東雲湖へ行って、ホテル風水の温泉でさっぱりしたあと、ホテル前からボレアルフォレストへ電話
(野営場は電波状態が悪いのです 電話やメールはこのホテル付近ですることをおすすめ
野営場でも岸の近くに行くと通じることもありましたが)
「明日の早朝カヌーツアー大人2名で予約したいのですが 」
「はい、大丈夫ですよ 朝の5:15に野営場に集合ですが お泊りはどちらですか?」
「野営場でキャンプしてますから、もし寝てたら起こして下さい(笑)」
「はい、了解です。 今日もカヌーツアーで野営場行ってました
わかりました あのテントの方ですね」
朝、5時
霧に覆われ、南風が結構吹いていて、湖面は波立っている
こんな日に、素人がカヌーって 大丈夫かなあ
6年前のように、静かな湖面で、カヌーをやりたいなあ・・・・・・などと
思っているうちに、カヌーをトレーラーに乗せた車が、やってきました
「こんな風でも大丈夫ですか」
「はい、大丈夫ですよ」・・・ガイドさんは、全く問題ないですという顔つき
参加者は僕らだけ
事前レクチャーを受けた後、ガイドさんの指示に従い、カナディアンカヌーに二人で乗り込みます
いよいよ出発、静かに漕ぎ出します
南風で湖面には波が
時折、その風で雲が流され、空が明るくなることも
南に向けてカヌーを漕ぎ出してから、左に舵を切り東の岸沿いを進みます
このあたりは、風の影響をあまり受けないため、湖面は比較的静か
透明度が高いですね
湖面を覗き込むと、吸い込まれそう 少し怖いかな
ガイドさんから、岸に群生する植物の名前を教えてもらいながら、ゆっくりとオールを動かします
この東岸のガレ場には、ナキウサギがいるかもしれませんよ という説明
ゆっくりと進みます
耳を澄ませ、目を皿のようにして探しましたが、またも会えず 残念
しばらく、方向転換やカヌー操作のコツを教えてもらい、即実践です
少しは上手くカヌーを操れるようになったかな
再び岸沿いでカヌーを止め、ガイドさんが用意してくださったコーヒーと奥様手作りのケーキをいただきます
ここでも、然別湖の歴史や北海道の自然のこと、ガイドさんのプライベートを含めて、いろんな話を聞きました
ゆったりとした、いい時間です
美味しいケーキを作られた奥様は、なんと昨日東雲湖で会ったガイドさんでした
なんという偶然、うれしくなりましたね
さて、そろそろ 戻りましょうか
野営場の岸に到着です
約2時間のツアーが終了
野営場に戻ってから、ガイドさんを僕らのサイトにお誘いしました
焚火の側で、暖かい飲み物を手に、話の続きを
ガイドさんのお名前は、阿久澤忠邦(あくざわ ただくに)さん
阿久澤さんの経歴(ボレアルフォレストのWEBページより) カナダ、ユーコン準州ホワイトホースのアウトフィッター「カヌーピープル」でカヌーガイドの修行をした後、アドベンチャー的な旅を得意とする旅行会社所属のパドリングガイドとして、 アメリカ、アラスカ州北極圏の川旅を中心に辺境地をガイド(12シーズン)。 ボレアルフォレストのビデオはこちら(阿久澤さんと奥様の小夜里さんがツアーの説明をされています) |
阿久澤さん、いわく
「然別湖の自然は、カナダに似ている。だからここが好きで、ここでガイドをやっている」とのこと
やはり、ここ然別湖は、人の手が入らない本当の意味での自然がそのまま残っている場所なんだ
他にも、色々なお話を聞くことが出来ましたよ
・この野営場にある今の建物、昔は阿久澤さんも含めてネイチャーセンターの人たちが住んでたらしい
(現在は、人は居住していない
野営の受付時に使ったり、ヤンベツ川のリバーウォッチングのための貸出道具が収納されていた)
・冬には、氷結した湖の上にコタン(然別コタン)が出来るけれど、
自分たちが、人に気兼ねすることなく大声で騒げる場所を作りたいと、有志で始めたのが発端らしい
(観光イベントとしての立ち上げではなかったということですね)
・ナキウサギ、然別湖の南に位置する駒止湖の方が目撃率高め とのこと
時間帯は朝か夕方がいいらしい
この然別の自然を心から愛していらっしゃる方にお会いできて、嬉しかったです
お世話になり、また貴重なお話を聞かせていただいて、本当にありがとうございました
朝ご飯は、昨夜のアヒージョとサラダの残り、そしてパンやカップスープなどで済ませました
今日は、一日こんな天気かな
午後に、駒止湖のガレ場に行って、ナッキーのご両親や友達を、もう一度探してみよう
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7月3日(木) 四日目 その2 東雲湖へ ~ナッキー故郷に帰る~
(国設然別湖北岸野営場 二日目)
今日は朝からいい天気
東京に比べて日の出の時間が早いから、自然と早起きになる
ということは、1日が有効に使える
さて、今日は東雲湖(しののめこ)に出かけます
その目的はナキウサギに出会うこと
実は僕らの友達のナキウサギのナッキーは、ここ然別湖の出身
僕らはナッキーの故郷で、ナッキーの両親や仲間たちを紹介してもらうつもり
ここで、ちょっとナキウサギ(エゾナキウサギ)と東雲湖について説明を・・・
○ウサギ目(重歯目)ナキウサギ科 |
東雲湖
●日本の秘境100選のひとつ |
野営場から、出発地点までは、プラド君で
プラド君を駐車して 、さあ、準備を整えてトレッキング開始
登山者名簿にも、記帳します
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片道約2時間、然別湖の南側を往復するコース
日頃の運動不足を解消すべく、一定のペースを保ってひたすら歩きます
歩く道は細いけど、まずまず整備されていて、何よりも大自然の中にどっぷりと浸かってるのがいい気持ちです
ちなみに、往復のコースで出会った人はわずか4人だけでした
トレッキングツアーの方(女性のガイドさん一人、女性のお客さん二人)、
トレイルランニングをしているような男性一人、この道を走ったら危ないと思うんだけれどなあ・・・・
ツアーの方、僕らは熊除けのために、「ホーイ、ホーイ」と大声出して歩いていたので、驚かしてごめんなさい
ゆっくり歩いて、約2時間 (一般的には90~100分)
いよいよ東雲湖と対面です
空の青さに、緑色の濃淡が一際美しい
まるで海外?カナダ?の風景のよう(カナダ、行ったことないけど ・・・・・よくあるパターンかな?)
あそこにテント張れたらいいのに な~んてね
この絶景がいずれ消滅するなんて、信じられない
期待通りの素晴らしい景色を堪能しましたよ
この東雲湖を望むガレ場が、ナキウサギの生息地 まさにナッキーの故郷
ガレ場にナッキーを座らせて、故郷の仲間に声をかけます
静かにしないと、顔を見せてくれないかも
何度も、何年もかけて足を運んでも、なかなかナキウサギに出会うことができない人もいるらしい
その一方で、隣にテントを張ったライダー夫婦から、
「昨日は霧のために東雲湖は見えなかったけど、ナキウサギにはすぐ近くで会えたよ」 という話しも聞いた
やはりじっと待たないとね 静かに 静かに
1時間近く粘ったけれども、ナッキーの両親や仲間に会うことはできませんでした
後ろ髪をひかれる思いで、ガレ場を後に
ナッキー、残念だったね
でも、みんなきっと元気だから、安心して
来た道を帰ります ナッキーも元気がないから、足取りも重い
何か 見つけたかな? ナキウサギではないです
ホテルが見えてきた もう少し
しっかり汗をかいたので、然別湖畔温泉ホテル風水の日帰り入浴(¥1,000)でさっぱりします
湖に面した露天風呂もあるし、いいお湯です
このホテル風水は、6年前に泊まったことがあるホテル
ホテル風水 パンフレット ↓画像クリックで大きな画像を表示
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野営場に戻って
お昼を抜いたので、早めの夕食
帆立ときのこのアヒージョ、鶏のステーキは大根おろしと大葉にポン酢をかけてさっぱりと、そしてマッシュポテトサラダ
今夜は他にテントを張る人もいません いつものことですが、また貸切に
天気も下り坂、霧も出てきた ちょっと不気味な雰囲気・・・・・
明日は、早朝からカヌー体験なので、早めにお休みします
夜霧の中テントの外にいると、結構、怖かったですしね・・・・・
天候晴れ後曇り 最高気温21.6℃ 最低気温9.8℃ 平均風速2.3m
*鹿追町の気象データ *気温は鹿追200m然別湖810mの標高差を勘案して然別湖の気温として表示
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7月3日(木) 四日目 その1 国設然別湖北岸野営場 ~湖の朝~
(国設然別湖北岸野営場 二日目)
然別湖二日目の朝、小鳥のさえずりで目が覚めた
時刻はまだ3時半なのに、もう明るくなってきている
北海道は、夜明けが早い
日の出の時刻は、3時51分
岸辺に出てみた
鳥の鳴き声だけ、それ以外の音は全くしない
息をすることさえ憚れる無音の世界が・・・・・・・・
山から太陽が昇ってきた
今日はいい天気になりますね
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WGS 木製ゴミ袋スタンド(Wooden Garbage bag stand)
北海道のフィールドでデビューです
今日のこれからの予定は
僕らの友達の ナキウサギのナッキー の故郷、東雲湖までトレッキング
当然、ナッキーも一緒ですよ
ナッキーのお父さんお母さんに会えるかな?
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7月2日(水) 三日目 その2 国設然別湖北岸野営場 ~一瞬の晴れ間に~
(国設然別湖北岸野営場 一日目)
ついに、このキャンプ場いや野営場までやってきた
ここは大雪山国立公園内にあり、第一種特別地域に隣接している野営場
トイレと水場という最低限の施設があるだけ、管理の人も、16時~18時の2時間しかいない
車の乗り入れは不可 荷物はリヤカーで運ぶ
トイレと水場の電気も20時以降は消えて、夜は本当に真っ暗
水も沢水で、煮沸しないと飲むことは出来ない
野生動物の生息地に、人間がお邪魔させてもらっている
まさに文字通り、大自然の中の野営場
ここで、3泊の野営をする予定
北海道でオートキャンプをするにあたり、なぜここを選択したのか
話は、40年前に遡る
自転車で北海道を旅している時の話
糠平から幌鹿峠を越えて、然別湖をめざしていたその日、
思っていたより峠までの道がきつくて、峠に着く前に日が暮れてしまった
暗闇の中の峠越え、心細かった
ライトの灯りに鹿の目が赤く輝いていたことを覚えている
峠を下った、然別湖の北岸にあったのが、山田温泉ユースホステル
ここにたどり着いた時には、本当にホッとした記憶がある
電気もないランプの宿だった
建物は、現在の野営場の湖に面した少し開けた草地のサイトにあったようだ
風の無い夜に、湖岸に出て、くちびる山に向かって大声を出すと、
何回もこだまが反ってくる
オ~イと叫ぶと、オイ、オイ、オイ・・・・・と
湖に山が迫っているせいで、音の反射が繰り返されるのだろう
建物の周りには、リスがいつも遊びに来ていた
このユースホステルには、何日いたのかはよく覚えていないけれど
ここで知り合った仲間と、当時スプライトのCMロケ地で有名だった東雲湖に行ったりして
楽しかった記憶だけが残っている
そんな青春時代の思い出の地、そこでキャンプをしてみたかったのです
13:00 然別湖北岸野営場 到着
平日だけれど、カヌー好きの地元北海道のキャンパーが何組か来ているはず・・・・
と思ってたけれど・・・・・・駐車場に車の姿はなし
管理の人も、16時にしか来ないようで(料金徴収と掃除のために)誰もいません
リヤカーで荷物を運びます
距離は150mくらい
野反湖で1kmのリヤカー運搬を経験している ので、楽勝、楽勝
湖畔に近い、草地の広場の奥の方に設営
今回は、ランドブリーズPro.4とエルフィールド“シールド”ヘキサPro.
木製のベンチがあったので、物置として利用
この空間に、昔ユースホステルがあったと思うと、感慨深い
天気はあいかわらず良くない
星空は、ほぼ期待薄 見えても雲の間から少し・・・・かな
結局、この日は3組
みんな道外の人ばかり、隣のご夫婦は関西から毎年北海道に来ているというライダー
毎年って、うらやましいですね
夕方16時頃、管理の人がやってきて
「キャンパーのみなさ~~ん 今から受付しますので、受付まで来て下さ~~い」と
ここは、鹿追町の商工観光課が管理していて、然別湖ネイチャーセンターに運営を委託している
夕方16時になると、ネイチャーセンターの女性スタッフがやってきて
料金の徴収とトイレ・水場の清掃をして、18時には帰っていく
料金は、大人¥250 二人だから一日¥500
3泊だからまとめて¥1,500払おうとしたけれど、「すみません毎日受付してください」って
番号が書かれた旗をくれました
早めの夕食
ハムステーキ、野菜のコロダッチ焼き、サラダ、おつまみかまぼこ、コーンスープ
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夕食の頃には、すでにサッポロクラシックは飲み干してしまっていたので
ワイルドターキーで北海道オートキャンプ初日の夜を祝って乾杯です
夜、21時頃
今まで曇っていた空が、一瞬晴れたのです
そして、星が・・・・・・
肉眼では見えなかったけれど、 流れ星? 飛行機? 光跡が写っていた
その後、また雲が出て星は見えなくなりました
然別の湖の妖精が、「また来てくれてありがとう」と、プレゼントをくれたのでしょうか
天候曇り 最高気温23.1℃ 最低気温12.6℃ 平均風速2.4m
*鹿追町の気象データ *気温は鹿追200m然別湖810mの標高差を勘案して然別湖の気温として表示
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7月2日(水) 三日目 その1 苫小牧から然別湖へ ~“十勝”を感じながら~
5時過ぎに起床
ホテルすぐ横の専用駐車場に1台分空が出ていたので、提携駐車場からプラド君を移動してから、荷物を積み込み
6時、無料の朝食
無料だけれど、結構充実した朝食バイキングだった
6:50 ホテルを出発
苫小牧から然別湖北岸野営場まで、距離約196km
国道36号、国道337号を走って、千歳東ICから道東自動車道に乗る
苫小牧の朝は、いい天気だったけれど、東に向かうにつれて、雲が多くなってきて
少しテンションが下がる
8:35 途中休憩したPAでは、少し陽が照って草花も綺麗
9:05 十勝清水まであと20km
雄大な風景が
9:19 十勝清水ICを降りる 苫小牧から約2時間半
ゆっくりと走ってきましたよ 6年前レンターで走っている時に、速度違反で捕まった経験がありますからね
”ゆっくり走ろう北海道”ですよ
十勝清水ICを降りて、国道274号線を走り、清水町を通って鹿追町へ
道東自動車道が全線開通したのは、2011年10月29日だそうだ
この開通によって、道央-道東間の時間距離が相当短縮されたのだろうと思う
6年前に然別湖に来た時は、標高1,023mの日勝峠(国道274号線)を通って十勝に入ったと記憶している
清水町は、この旅で会う約束をしているブログ友達の office τ さん の故郷と聞いている
お昼時なら、豚丼や十勝清水牛玉ステーキ丼を、きっと食べてたろうな
時間はまだ9:30、お店もまだ営業していない
9:37 美蔓パノラマパークで休憩 晴れていれば素晴らしい広大な風景が見えただろうけれど・・・・・
9:53 鹿追町に到着
まずは、道の駅しかおいへ
道の駅の向かいの町民ホール前には、動物たちのトピアリーが
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町民ホールの隣の、「神田日勝記念美術館」へ、10時開館と同時に入場したので完全貸切
「農民である。画家である」と、明確に語った神田日勝。 『結局、どういう作品が生まれるかは、どういう生き方をするかにかかっている。』 彼の生涯を貫いた画家としての姿勢である。 |
ベニヤ板に描かれた絵に、開拓農民であった彼の燃えるような血のしぶき、そして北海道の苛酷な自然を感じることが出来た
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館内は撮影禁止 館内の様子は、鹿追町の観光パンフレットで
↓画像クリックで大きな画像を表示
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主な食材は苫小牧で調達済み ここ鹿追ではパンとビールとデザートを補充します
まずは、地場産小麦にこだわった手作りパンのお店「花ねこパン屋」へ・・・・・・・・・
行ってみたけど、この日はAコープ内で営業しているという張り紙が
Aコープでビールを買う予定だったので、さっそく行ってみた
美味しそうなパンを沢山買いましたよ
食材の次に重要なのが、ガソリンの給油
鹿追から然別・糠平・三国峠・層雲峡と北上する場合、約130km先の上川町までガソリンスタンドが全くないのですから、
この鹿追での給油が大切
最後に、デザートを買いに 「Patisserie roku.(パティスリー ロク) 」へ、
十勝はスイーツ王国!! 美味しそうなケーキやお菓子がたくさんありました
こんな緑の中にお店が・・・・
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これで、食糧調達がすべて完了、然別湖に向かいます
鹿追の町、小さな町だけれど、なぜか好きになりそうな町
まだまだ奥が深そうで もし今度来ることがあったら、ゆっくり回ってみたいね
時間は、11:39 然別まであと15km 真っ直ぐな道が続きます
11:42 扇ヶ原展望台
天気がよければ、十勝平野の大パノラマを見ることができるのだけれど、残念ながら雲が・・・・・・
展望台では、少し悲しくて残念な光景が・・・・・・・
キタキツネです
普通ならば、キタキツネを見ることができたなら、うれしいことですが、ここにいたのは「観光キツネ(おねだりキツネ)」
観光客がくれる食べ物を待っていて、昼間はここで暮らしている
最初に、誰かが人間の食べ物を与えたことによって、自分でえさを取る術を忘れてしまったキツネ
もう野生には戻れなくなってしまい、痩せ細って、長生きは出来ないようです
以前、知床でもこのような「観光キツネ(おねだりキツネ)」を見たことがあった
自然を壊しているのは、人間という動物であるという現実・・・・・悲しいことです
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13:00 然別湖北岸野営場 到着
さあ、これからリヤカー使って荷物運んで、設営です
7月1日(火) 二日目 その2 苫小牧~最初に触れた北海道の空気~
さんふらわあ しれとこ は、19:45定刻に苫小牧港に接岸
苫小牧は、2008年夏以来6年ぶり
その時は、仙台からフェリーに乗って、苫小牧でレンタカーを借りて旅した
今回は自分の車、プラド君といっしょ という事で、全く前回とは感動が違う
今夜は、苫小牧のビジネスホテル コンフォートホテル苫小牧に宿泊
でも、ホテルに行く前に、大事なことが
「食糧調達」です
明日から、然別湖北岸野営場で3泊の予定
この野営場の付近には、食糧を調達できるお店がない
最も近い所で、30km離れた鹿追町のAコープ
ということで、3日分の食糧を出来るだけ苫小牧で調達することに
夜遅くまで開店しているイオンモール苫小牧へ
さすがに北海道、道が広いです
車道も広くて、歩道も広くて、それぞれの施設の敷地が広い
イオンモールも広過ぎて、初めての人は、どのあたりに車を駐車すればいいのかわからない
お店の中も広い、どこに何があるのか探すのが一苦労
絶対に忘れてはならない物ということで
出発前に「チェックリスト」を作成していたのだけれど
そのリストに、「水を大量に購入のこと」と大きく記載されている
北海道のブロガーのsuikagogoさん から、然別湖北岸野営場のことで
「然別湖でキャンプする時は、お水を確保した方が良いかもしれません
水が濁っている場合があります 」という、とても貴重なアドバイスをいただいていたのです
suikagogoさん、アドバイス本当にありがとうございました
2Lのペットボトル6本、ダンボールで購入しました
食糧調達を終えて、今夜の宿、コンフォートホテル苫小牧へ
チェックイン時間が遅かったせいで、ホテル専用の駐車場は満員 なので、近くの提携の駐車場に
ホテル内のコンランドリーで洗濯している時間を利用して夕食に
ホテルで教えてもらった「刺身居酒屋なか膳」へ
この居酒屋、魚屋の社長さんがやっているお店で、
厳選された地元、樽前浜の新鮮魚介類を中心に卸売市場直送の全国の『うまい魚』が大集結するらしい
まずは、サッポロクラシック生が、北海道の空気を体に吹き込んでくれました
魚、うわさ通り 美味!!
てんこ盛りの雲丹、たまりませんでした
ホテルに戻って、洗濯の続きを・・・
さあ、明日からいよいよ、キャンプですよ
苫小牧の天候 晴れ 最高気温21.9℃ 最低気温14.2℃ 平均風速1.8m
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7月1日(火) 二日目 その1 さんふらわあ しれとこ ~北の大地をめざして~
さんふらわあ しれとこ 苫小牧港をめざして、大洗港を夜中の1:45に出港
夜中、一度デッキに出てみたけれど、雲が厚く、残念ながら星は見えなかった
日の出、時刻は4時09分頃
水平線から上る太陽を見ることはできなかったけれど、幻想的な風景に出会うことが出来た
福島沖、5時前
浮体式洋上風力発電設備「ふくしま未来」を撮影することが出来た
再生可能エネルギーの「本命」となるか? まさに、これからの日本の“未来”を託された設備
(福島洋上風力コンソーシアム)
部屋に戻って、3時間ほど睡眠
8時40分頃、フェリーは気仙沼の南、南三陸町沖合を、22ノット(時速約40km)で航行中
舳先を望むことができる展望ラウンジで、朝ご飯
浅草で買ってきたパンとカップスープ
お湯は、風を除けながらデッキ(甲板)でバーナー使って沸かします
・・・・・・なんてことは、絶対ないです 火気厳禁ですからね
食堂はないですが、ホールには、電子レンジや給湯器が備えつけられています
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9時30分頃、岩手県の三陸海岸沖を航行中
雲は多いけれどいい天気
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10時24分頃、苫小牧発の、さんふらわあ だいせつ とすれ違います
13時頃、風もなく波穏やかなり
14時前、お昼ご飯
家で作ってきたおにぎりといつものおかず、最高の味です
相部屋の方は、茨城のご夫婦で、初めて車で北海道旅行をされるとのこと
当初は、バイクの予定だったのだけれど、ある事情で乗用車での旅行に変更
ご主人は、バイク友達とよくキャンプに行くようだけれど、
奥さんは、なぜかあまりキャンプがお好きではないような・・・・
そんなご夫婦ですが、ずっと部屋に籠りっきり というか寝ていることが多かった
後で、聞いてみたら、どうやら船酔いされてたらしい
それは、大変でした
僕らは、船の揺れなどものともせず(実際、船はほとんど揺れていないし)
凄ぶる元気!!
15時45分頃、下北半島沖
波の様子は、この動画で体験してみて下さい
(船に弱い方は、この動画スルーして下さい・・・笑)
16時04分頃、はるか先に見えるのは、本州最北端の地 尻屋崎燈台か
潮目の魚を狙う、海鳥を撮影しようとしたけれど
如何せん300mmの望遠レンズでは役不足
写真には撮れなかったけれど、2匹のマンボウを発見
海を見ていて、なにか大きなビニール袋みたいなものが、船の横を流れていくなあ・・と
よく見ると、大きなマンボウ
運がよければ見ることができるというイルカやアシカには、会えなかったけれど
マンボウに会えて幸運でした
18時41分頃、夕焼け
19時05分頃、日没
19時07分頃、苫小牧港を18:45に出航した、さんふらわあ ふらの
苫小牧港の明かりが見えてきた
19:45 さんふらわあ しれとこ は、予定通り苫小牧港に接岸
出航の時は、トラックと同じ扱いで最後に乗り込んだけれど
到着した時は反対で、一番先に船を出ることができます
同室の方に、「また何処かで会えるかもしれませんね」と言葉を交わして
プラド君が待つDデッキ(第2甲板)へ
さあ、いよいよ 北の大地~北海道に上陸!!
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北海道へ、2014年6月30日~7月13日
フェリー2泊、ホテル1泊、キャンプ場10泊 合計13泊14日 長期遠征オートキャンプに行ってきたよ
当初は、11泊12日の予定でしたが、台風8号の影響で、帰りのフェリーが欠航したため
予定が2日延長になりました
北海道へは、何度か旅したことはあったけれど、オートキャンプは人生初
今回のテーマは、「星を探しに」
そして、星のかけらを探し続けている人生の旅人に逢うこと
6/30 (月)東京→大洗 22:30 大洗港乗船手続き |
6月30日(月) ~旅のはじまり~
浅草 17:00 出発 大洗フェリーターミナルまで距離116km
22:30が乗船手続き時刻だけれど、高速道路の事故による渋滞や通行止めなどを想定して
相当の余裕をもって出発
首都高-常磐道-北関東道を順調に走り、18:34水戸大洗ICを降りる 所要時間:1時間34分
十分に余裕をもって、大洗の町に着くことができたので、まずは「大洗日帰り天然温泉潮騒の湯」でゆっくりと入浴
その後、COCO'S 大洗店で食事して、時間待ち
22:30 フェリーターミナルにて乗船手続き
僕らの乗るフェリーは、商船三井フェリー さんふらわあ しれとこ
01.9竣工 総㌧数:11,401t 全長:190.0m 全幅:26.4m 航海速力:24.9kt 旅客定員:154名 積載台数:トラック160台、乗用車62台 建造:三菱重工下関造船所 ※東日本フェリー「ニューれいんぼうべる」を移管 |
大洗港1:45発、苫小牧港19:45着の深夜便
同じ航路には夕方便が就航しているけれど、夕方便が旅客中心で、深夜便はトラック中心
夕方便の旅客定員が約700名に比べて、深夜便は154名
夕方便にはレストランやマリンシアターなどの設備が充実しているけれど、深夜便にはなし
人間だけでフェリーに乗ったことはあるけれど、車を乗せるのは初めての経験
受付の方の説明に真剣に耳を傾けましたよ
同乗者は徒歩で乗船することになる(車に同乗しての乗船は不可、ただし下船時は可能)
車には運転手一人だけ
車高が高い車(僕らのプラド君にはルーフを取り付けてあるので、かなり高い)は
トラックと同じ扱いで、最後に積載される
乗り込みはバイク・乗用車・トラックの順番
そのかわり、到着後に出ていくときは、トラック・乗用車・バイクの順番となる
乗り込める時刻は、24時前後とのこと
プラド君を所定の位置に駐車したあと、一時間ほど のんびりと待ちますよ
24時過ぎに、プラド君やっと乗船
おとなしく、トラックの間に挟まれてます
部屋は、4人相部屋の1段ベッド
夜中の満天の星空を期待して、出航の1:45を待たずに、お休みしました
これから約18時間の船旅、
北海道 長期遠征オートキャンプ ~旅のはじまり~ です
船内図 ![]() | 深夜便パンフ![]() |
設備案内(表) ![]() | 船内案内(裏) ![]() |
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Author:Kaoru&Beet
Kaoru君とBeet君のキャンプ日記へようこそ!
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