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Kaoru君とBeet君のキャンプ日記

キャンプ日記、キャンプ道具、旅の記録、街歩きとグルメなどを書いています。

秋山郷  切明温泉へ

秋山郷 切明温泉へ

秋山郷を知ったのは

秋山郷という名を知ったのは、野反湖のキャンプ場に行ったことがきっかけでした
野反湖は群馬・長野・新潟3県の県境に位置し、周囲を2,000メートル級の山々に囲まれた湖面標高1,513メートルのダム湖
そこへ行くまでの道が国道405号線なのですが、野反湖から北には道がありません
405号線は野反湖が終点なんだと思っていましたが、地図で確認すると
野反湖から直線距離で約10kmの地点長野県栄村堺の切明温泉付近から405号線という表示があり
北に延びているではないですか
国道405号線は、野反湖と栄村堺の間は不通区間になっている国道でした

中央分水嶺のほぼ頂上に位置する野反湖の北側、野反湖からは車で行けないところ
そこに秋山郷という秘境の地があることを知ったのでした

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秋山郷について(各種WEBサイトから抜粋)

野反湖に源をもつ魚野川が切明で雑魚川と合流し中津川となり、その川は信越国境の苗場山と鳥甲山の間を流れて下流の信濃川に合流します。
秋山郷は、その中津川の上流に位置する越後8集落(見玉、穴藤、逆巻、清水川原、見倉、結東、前倉、大赤沢)と信州5集落(小赤沢、屋敷、上の原、和山、切明)の総称です

人口は、越後8集落で263人、信州5集落で120人、合計で383人と推定されます

平家の落人の里と言い伝えられる日本を代表する“秘境”のひとつ
昭和の初めに秋山郷を測量隊が訪れたところ、村人から「源氏はまだ栄えているか」と尋ねられたという逸話が残っています

夏場は、雑魚川渓谷に沿って走る林道秋山線で、志賀高原やカヤの平高原へ行くことができますが
冬は通行止めとなり、冬期に通行可能な道路は津南町方面への国道405号線だけになります
2006年(平成18年)の豪雪では雪崩によってこのライフライン(国道405号線)が絶たれ
孤立した秋山郷には災害救助法が適用され、自衛隊による救援活動が行われました

豪雪と2,000mを超える山々とが障壁となり、外界から全く切り離された別世界、それが秋山郷

 

 

WEBページから画像を拝借

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五日目(6月4日)その2

13:30 津南の町を後にして、国道405号線を南下します  距離約32km それほどの距離ではないです

今日の宿は、秋山郷のどん詰まり長野県栄村 切明温泉の雪あかりという宿
切明温泉は秋山郷の最奥にある温泉で3軒の宿があります
津南キャンプ場のイベント時に知り合った老夫婦からお勧めされた宿が「保養センター雄川閣」
電話するとその日は休館とのこと
「切明リバーサイトハウス」という宿は、ネット上で満室だったので
最後に残った「雪あかり」に電話して予約したということでした

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最初に寄ったのは、秋山郷の入り口ともいえる見玉にある津南見玉公園

公園からは、「石落し」と称される柱状節理の風景が望まれます

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中津川第一発電所の水圧鉄管(中津川第一発電所の水系概要図はこちらへ

上流の切明発電所の放流水及び切明発電所直近の雑魚川取水堰より取水した水を
この山の向こう(といっても比較的平らなようです)の高野山調整池へと導水しています
その調整池からこの水圧鉄管の中を水が落ちていくのだと思います(落差400メートル超)

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苗場山(標高2,145m)が見えてきます

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苗場山(標高2,145m)の頂上付近はなんとなく平らに見えます
頂上付近には600haにもおよぶ広大な湿原と、およそ3,000箇所の池塘(ちとう)が点在しているとのこと
苗場山の山名は、この山頂湿原にきらめく池塘が、田んほにたとえられたことに由来するという

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道は想像以上にハードでした

舗装はされていますが、道幅が狭く、大袈裟ではなくまさに断崖絶壁を走ります
大型のバスは、おそらく通行できないのではないでしょうか
冬には除雪車が入るようですが、除雪車がこの道を走ること自体が驚きです
よほどの熟練者でないと除雪できないと思います
また、除雪後の道を秋山郷の集落の方々は走るわけですが
これまた、よほどの熟練者でないと安全には走れないのではと想像されます

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なだれ注意の標識は初めて見たかもびっくり

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結東の石垣田に行ってみようと思いましたが、徒歩でしか行けないようなので諦めました

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萌木の里を少し過ぎたあたりの道沿いに
迷彩ブラインド(撮影用 カモフラテント) を設置して
バズーカのような大型望遠レンズを、山の方に向けて構えている人たちが2~3組いました
何かの野鳥またはカモシカを狙っていたのでしょうか


前倉橋を過ぎて少し走ると、大赤沢の集落の中、道沿いに「山源木工」という木工屋さんがありました

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大正10年にこの秋山郷で木工を始めた、輪切りテーブル発祥のお店だそうです

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大赤沢の集落までが新潟県津南町で、次の集落である小赤沢からは長野県栄村に入ります

道路の整備状況が長野県側の方が良いような感じでした

小赤沢にある秋山郷総合センター「とねんぼ」に寄ります

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民俗資料と観光案内所などを備えた施設

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役場の支所と郵便局もいっしょになっています

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民族資料室には、焼畑農業・マタギの民具などが展示されていました

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秋山郷のマタギのルーツは秋田県の阿仁にあるとのこと

阿仁の旅マタギは、秋の収穫が終えた10月下旬、親方から旅の資金と巻物を借り受け、他国の猟場に向かった。雪が降り始める奥羽山脈を南下。山の尾根を中心に歩き、ウサギやタヌキなどの中型獣を獲り、マタギ宿でしばし体を休めた後、再び尾根道を南下していった。マタギ宿は、一般の農家に加えて、湯治場温泉にも数多くあった。湯治場には、病弱な人々も多く、獣肉や川魚、熊の胆を卸し、現金や米・味噌などの食料を調達した。それが縁で定番の宿になった例は、挙げたらきりがないほど多かった。
 旅マタギは、秋山郷周辺の山々が根雪となる12月上旬には猟場に姿を見せたという。文政年間、新潟県大赤沢という集落に、秋田から来ていた旅マタギが婿養子として定着。やがて彼らの子孫が婚姻などによって広がり、地元の人を指導しながら、秋山郷に狩人を増やし、狩猟組へと発展させたという。旅マタギは、地元の豪農をスポンサーにして猟を展開している点は、実に巧みというほかない。豪農を後ろ盾に、狩り小屋へ米味噌などの食料や物資、勢子役として村人を提供してもらいながら、猟を行い、近くの湯治場などに獲物を卸していた。スポンサーには、見返りとして、熊の胆やカモシカの毛皮などを届けていた

近世後半の秋山郷は、耕地のほとんどが焼畑で、鳥獣害に悩まされていた。当時、クマが出没し、これを駆除するために、深さ2m以上の落とし穴が幾つもあった。ところが、実際にクマを捕獲したという穴はほとんどなく、素人罠であったという。旅マタギは、こうした駆除の専門技術を持ち得ない集落に、雇われるなど急速に結びついていった。

 

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江戸時代末期、越後の文人・鈴木牧之は秋山郷を旅する  そこで見聞きした様々な出来事を『秋山記行』に記した

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とねんぼのある小赤沢から目的地の切明温泉へ向かいます

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とねんぼの資料室にあったジオラマを見るとその山深さがよくわかります

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15:30 切明温泉 秘境の宿 雪あかり 到着です

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切明温泉には、3軒の宿があるだけ(切明リバーサイトハウス保養センター雄川閣、秘境の宿 雪あかり)
秋山郷のまさにどん詰まりの地
夏場は、林道秋山線でカヤの平高原経由で長野県の中野市方面に行くことができますが
冬場は通行止めのため、国道405号線で新潟県津南町へしか行くことが出来ません

まさに秘境の温泉です

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雪あかりは、家族経営の宿で建物設備は旅館だけれど、雰囲気はアットホームで民宿のような雰囲気
元々ここに住んでいたのではなく、移住されてきたとのこと
小さなお孫さんがいて、幼稚園まで片道1時間半以上かけて送り迎えしているとか
小学校は近くにあるのかと聞くと、屋敷の集落に分校(栄村立栄小学校秋山分校)があり、現在生徒1人・先生1人だそうです
やっぱり、秋山郷は秘境中の秘境でした

 

チェックインして、早速に露天風呂へ行ってみましたが・・・

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石が焼けてアツアツで、裸足で歩くのも大変(この日は30℃を超える夏日)で・・・

なんと、なんと・・・

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お湯がとても熱くて、足を入れることもできず困った、すぐに諦めて内湯へ

内湯も相当熱かったですが、何とか浸かることができ、キャンプの疲れを癒すことができましたスマイル

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お風呂からあがってからは、お湯の効果か、身体が芯から温まったようで、いつまでも暑い
あまりにも暑くて、缶ビールをガンガン飲みました


夕食は18時から食堂で

今夜の泊り客は僕らを含めて3組、他のお客さんは観光というよりも仕事で来ている感じでした

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山菜中心の料理が並びます

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食堂の中で、天ぷらを揚げてくれて、ひとつずつ持ってきてくれます

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山葡萄の芽 木天蓼(マタタビ)の芽、初めて食べました

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山葡萄の芽 

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津南醸造の妻有郷、山菜のてんぷらに合いますウインク

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お腹一杯になって、9時前にはもう布団の中でした

秘境の宿 雪あかり パンフレット
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*日本秘湯を守る会会員ですが、現在は休会中とのことでした


天候  晴れ  最高気温27.3℃ 最低気温16.3℃ 平均風速2.6m

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